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桜都寮〜次世代のリーダーへ〜

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再掲載につき2013年11月時点での記事です☆
 
耳が冷えすぎていたいほどの寒さになってきましたね。コンクリ製の住居に住んでると寒さに敏感になります。
 
最近久しぶりに尊敬する先輩と一緒に飲んで、ライフスタイルの話になりました。普段生活している環境って重要ですよね。そこで自分の住環境など思考を巡らせてみました。
 
いま僕は大学内の寮に住んでいます。ちょっとかわった寮なので、この機会にここで取り上げたいと思います。今回の記事タイトルが寮の名前です。
 
ちなみに完全に一個人の意見です。桜都寮を代表しての意見みたいに受け取んないでください。お願いします。気楽にいきましょう。来年度入寮を希望している方、独断と偏見で主観的に質問に答えます!コメント・メールお待ちしてます 。連絡先はプロフィールの方にあります。
 
僕がいま住んでいる桜都寮は、公立大学法人首都大学東京南大沢キャンパス(なげえ)に併設している学生寮の1つです。急げば授業の始まる10分前に寮を出発しても間に合うという近さです。(極端な例ですが)
 
学生寮のなかに「桜都寮」と「寄宿舎」って2つの形態の寮があるんです。そのうちの1つが僕が住んでる「桜都寮」ってわけです。
 
じゃこの2つで何が違うのかって話なんですけど、僕は寮生同士の交流に尽きると思います。
 
桜都寮の場合とにかく桜都寮生間の交流が活発で、いわば1つのでっかい家族が協力してワイワイ毎日生活してる感じです。
寄宿舎の場合、学生間の交流はあまりなく学生マンションってイメージしてもらうとわかりやすいと思います。もちろん学生寮全体として共同生活なので全体的に知り合いになったりってのはあります、厳密にはって話ではありません。
 
寮生活のスタートの仕方が違うってことです。
 
この区別は首都大生でも認知されてない場合が結構あります。知名度低いっす正直。PCやスマホで「おうとりょう」って打っても変換予測ででてこないですもん。たいてい「嘔吐量」。なので知名度に関して目標は変換予測で最初に「桜都寮」ってなるようにするってとこです。
 
次に桜都寮の日常ですが、まずはじめに言っときたいのは昼でも夜でもみんな活発であるということです。規律も消灯時間も門限もないので真夜中でも誰かしらなにかしています。ゲームだったり楽器の練習だったり勉強だったり。そういう環境で自己管理を身につけようってことなんですね。大学生は時間の使い方に気をつければなんだってできます。桜都寮では朝まで熱い議論を交わしたり宴会をしたりと、とても濃い時間を過ごせます。
食堂という制度がないので毎日の食事は、各自の判断でとります。自炊するもよし外食するもよし。何人かで集まって鍋をしたりたこ焼きをつくったり、なんてこともできます。
お風呂も大浴場があり決められた時間内なら自由に使えます。なので朝まで外で友達と宴会をして解散→寝て午後起床からの風呂というようなこともできるってわけです。大浴場でシャワーの水勢が強いのが特色です。12時過ぎると段々と水になっていきます。
設備関係に関しては首都大学東京公式HP(こちらから→http://bit.ly/19FJTsQ)でご覧いただけます。
 

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もう1つ、桜都寮の大きな特徴として「セミナー」というのがあります。これが桜都寮の面白いとこです。セミナーといっても決して怪しいものではなく、勉強会の色が強いです。桜都寮ではこれを、毎週1回、1年を通して行われます。
例えば「人前で話す能力」。これを鍛えることを目的に全3回のスピーチセミナーを行います。聞き手の人数を変えたりテーマを設定したりしなかったりと様々なパターンを想定して寮生がスピーチをする力を鍛える機会、そういったものを提供するのがセミナーです。
僕自身、去年は桜都寮内でセミナー部という部局のメンバーとしてセミナーの企画準備に従事していました。準備と当日の運営をする立場であったため、週のうち2日以上を費やしてました。大学1年生なんて遊びたい盛りです。他のことに割きたい時間もありました。でもこの活動をしているのは自分たちだけだと分かっていました。寮の根幹を成す活動に携わりそこで様々な経験を積むことができ、尊敬し信頼できる先輩や同輩に恵まれました。大学1年生の自分にとって、それはとても大切なことだったと思っています。
 
桜都寮は学生による自治寮として運営されてます。もちろん首都大学東京学生課の管理のもとで、ですけど。寮セミナーであったりボランティアであったりといった部分は、寮生のなかの幹部会が中心となって活動しています。
代表・副代表・・・リーダーズ、締めるとこで締める人
セミナー部・・・週イチでセミナーの実施、まじめ
イベント部・・・寮全体で行うイベント(運動会や逃走中など)の運営、わいわい
対外交流部・・・留学生や他寮との交流企画の実施、うぇいうぇい
ボランティア部・・・早朝ボランティアの実施、あさはやい
集会室開放部・・・集会室での企画運営、ほのぼの
広報部・・・寮の宣伝、写真とか、、、
総務部・・・財務管理、しっかりしてる
これらの部局の各部長と代表・副代表・オブザーバーと呼ばれる先輩たちによって行われるのが幹部会です。毎年寮生による選挙で選ばれます。
 
2014年度から寮の再編成があるとかで、来年以降も同じ形で寮が運営されてくのかは疑問なんですけどね。今までのとこは、って話です。
 

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寮生個人が「これやりたい!」っていって個人企画を行うこともできます。企画書をつくって幹部会に話を通すと集会室という施設の使用許可をとれたりプロジェクターやスクリーンといった備品を使えたりします。実際に先日、僕は個人企画として「旅トーク2013」というのをやりました。海外渡航経験のある寮生やOBを呼んで旅についてアツく語りました。興味のある人だけくればいいので気軽に参加できます。やりたいことを実現できる環境なんです。
 
このような特色ゆえに、桜都寮はオンオフがはっきりしています。セミナーのようにちゃんとする部分はしっかり臨んで、終わった後などはリラックスしてみんなでごはんを食べにいったりする。やることちゃんとやって、楽しむとこはがっつり楽しむ。それが充実しているってことだとぼくは思うんです。というのも、けじめをつけて行動できるということは、その物事に対してベストな向き合い方が出来るということだからです。学ぶことに対しても楽しむことに対しても無駄がない。そこから得られるであろう経験や学びをダイレクトに受け取れる。これってとても素敵なことです。
 
でも、そうとはいっても寮生も大学生。大人がやるようなスマートさや一貫性はまだないです。失敗もするし、だらけて怒られたりもする。まだまだ至らないとこもあります。でも寮生はそこから「じゃあ次はこうしよう」という風に動ける。たおやかに柔軟に。失敗から学ぶことができます。大学生が何かしようとしてるのをみて、大人の猿真似だという人もいるでしょう。でも
 
桜都寮生は学生の立場をフルに活用してます。
 
その環境に2年いることは決して無駄なことじゃないんです。寮生としての在寮期間が終わりを迎えようとしているいま、寮の悪い面もたくさん目に入ります。それでもなお、振り返れば僕の寮生活は最高の思い出に埋め尽くされています。どんなことも僕にとって無駄じゃなかったと胸を張れます。
 
次の記事では寮生活を通して得たことなどを中心に、考えたことをガリガリ書いていきたいと思います。
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